ワプのつばさ

英雄伝説1と2の相違点

英雄伝説1と2は画面構成が同じであり、共通点がかなり多い。
そこで、異なる点を改めて見てみよう。

呪文システム

まず、誰でもすぐに分かるのが呪文である。
1では、MP制、2ではカプセル制を採用している。
そして1では呪文によって、2では呪文能力値によって効果の限界量が決まる。
MP制の廃止によりサクトの呪文が2ではなくなった。
さらに1では賢者にタダで呪文を教わっていたが、2では有料化し、呪文の書を購入しなければならなくなった。

ワプ

ワプも仕組みがだいぶ変わった。
1ではワプ1,2と言う呪文があり、さらにワプの羽、ワプのつばさというアイテムがあった。
ワプ1はワプの羽と同じ効果で近くの町へ飛ぶことが出来る。(ダンジョン内でも使用可)
ワプ2はワプのつばさと同じ効果で一度いったことのある町へ飛ぶことが出来る。ただしダンジョン内では使用不可。
2ではワプの呪文がなくなりワプのつばさがこれらをすべてまとめた性質を持っている。
しかも1ではワプのつばさを1回しか使えなかったが2では無制限に使うことが出来る。

モンスター

フィールド上のモンスターが1では見えないが2では見える。
しかも1のモンスターは自由に動き回っているだけだが、
2のフィールドのモンスターはパーティに近づいてくる。(地底では近づいてこない)
そのため“あらわしの鈴”が売れなくなっていた。

戦闘

2の戦闘では敵キャラが動く。
とにかく2では敵キャラが何らかのイベントを持っている。(もっていないのはスライムなどほんのわずか)
敵キャラが2ではとにかく個性的になった。
バカラとの戦闘 スラッシュ兵、ブーメラン攻撃

経験値

英雄伝説1は経験値を無制限に稼げるが(理論上スライムいじめでレベル99にできる。)
2ではパーティの平均レベルによって経験値に制限が加えられることがある。(BGMをOFFにすることで回避可能)
ある平均レベルから平均レベルが1上昇するごとにもともとの経験値の1/4ずつもらえる経験値が減っていく。
経験値はあるレベルから0になることもある。

戦闘BGM

英雄伝説1の戦闘BGMはすべて同じ。(アグニージャも通常戦闘)(新英雄伝説では中ボス、アグニージャなどに専用のBGMが作られていた。)
2では、スライムいじめ、戦闘、ストッパー、ゴドウィン2世の4種類がある。

攻撃力

英雄伝説1では“なにもない”での攻撃力はつよさの値となる。
よって中盤以降はキャラによってあまり差が無くなる。(200以下の違いしかない。実際は100以下くらい。)
2では“なにもない”での攻撃力はHPの15%となる。
よって、キャラによってはかなり差が出てくる上に、レベルアップによる攻撃力上昇が大きい。
素手の攻撃力 素手の攻撃力

章間イベント

章間のイベントのグラフィックが英雄伝説1にはない。(新英雄伝説では章間イベントグラフィックが加えられていた。)
英雄伝説2では章間グラフィックイベントが用意されている。

宿

英雄伝説1ではいたるところに宿がある。(しかもほとんどタダ。)
2では宿はほとんどない。
MPが自然回復するのでレスで完全回復可能である上に、ワプでエルアスタのベッドへ飛ぶことが出来るからである。

レアアイテム

レアアイテムは英雄伝説1の方が圧倒的に多い。
2でも一応あるが、炎のやりと回復のヨロイくらいで少ない。
1ではピコハンマーやタイソンパンチなどネタとしか思えないアイテムをはじめとし、さまざまなアイテムを敵が持っている。
(同じ敵が色々な種類のアイテムを持っていることもあるので注意)
(新英雄伝説では88版よりもさらに多い。98版も“グラディウス”など88版より多い。)
ピコハンマー

ドラスレ劇場

英雄伝説1のエンディングの最後にドラスレ劇場と呼ばれるものがある。
2にはそれがない。
ドラスレ劇場

***

2では地底通路がとにかく広い。
ダンジョンのバリエーションが少ないのでそこがつらいという人が多いかもしれない。
噂によるとヨシュアの鏡で全体マップが映せる機種があるらしいが、
88版では本当にごく一部の局所的な情報しかヨシュアの鏡でわからない。
(次の曲がり角くらいまでの情報。下手すると次の曲がり角すらでてこない。
よってヨシュアの鏡を使う意味はない。88版の人はヨシュアの鏡を売ってしまおう。)


セリオスとディーナ 英雄伝説2エンディング:アトラス、ランドー、フローラ、レイシア、シンディ


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